12月4日、あすわか弁護士でもある打越さく良参議院議員が、参議院
本会議の代表質問に立ち、石破首相の所信表明演説に対して選択的夫婦別姓、
同性婚婚の早期成立、ジェンダー平等に関する女子差別撤廃委員会からの
勧告などについて質問しました。いずれについても本質を突いた鋭い質問
で「そのとおり」としか言いようがありません。ぜひお読みください。
【参院本会議】打越さく良議員
「多様な幸せのかたちを頑なに妨げるのではなく尊重するべき」
https://cdp-japan.jp/news/20241204_8559
【動画(一部)】
https://x.com/cdp_kokkai/status/1864217535123689765
<一部引用>
私が選択的夫婦別姓を求めて国会議員に働きかけていた際、ある議員
から言われた言葉が忘れられません。「そんなわがままはダメだ」という
言葉です。
「わがまま」ではありません。私が私でいたい、自分の名前でいたい、
という願いは、切実です。私たちが負けた最高裁判決でも、人の氏名は
「人が個人として尊重される基礎であり、その個人の人格の象徴であり、
人格権の一内容を構成する」もの(1988年2月16日最高裁判決)と認め
られているのに、「わがまま」と退けることこそ、日本国憲法(第24条
第2項)のもと家族に関する法律は個人の尊厳と両性の本質的平等に
立脚していなければならないことをまるで認めず、明治民法の家制度か
何かが続いていると勘違いした態度です。総理も選択的夫婦別姓を
「わがまま」と感じるお一人なのでしょうか。そんなことはないはず
です。率直にお答えください。
(中略)
同性婚の実現は、基本的人権の問題、命の問題です。立憲民主党は、
同性婚を法制化するための「婚姻平等法案」も再提出するべく準備を
進めます。石破総理、ご自身の著書において「基本的人権の保障という
観点から、権利を阻害されている国民が存在する以上は、最高裁判決を
待つまでもなく早急な法制化が必要(ではないでしょうか)」と述べて
いらっしゃいます(石破茂「保守政治家」)。そのお考えに変わりが
ないのなら、同性婚の法制化を行うべきと考えますが、総理の見解を
求めます。
<引用終わり>