2026年5月13日水曜日

男女以外の表記を認めない戸籍法の運用 大阪高裁が「憲法14条違反」

 

 戸籍の父母との続柄欄。現在は「長女」「次男」などと男女二択の
表現で記載される運用で、「長子」「子」などの表記を認めないため、
性的少数者の尊厳を傷つけています。大阪高裁は「平等原則を定める
憲法14条1項の趣旨に抵触するもので是正すべき状態にある」と判断
しました。


● ノンバイナリーなのに戸籍は「長女」 高裁「憲法抵触」、抗告は棄却 (朝日)




<一部引用>

 決定は、性別変更を可能とする性同一性障害特例法やLGBT理解増進法
などに言及。ジェンダーアイデンティティー(性自認)は個人の人格や
存在そのものに直結するため、性自認に従った法令上の性別の取り扱い
を受けることは「重要な法的利益」と指摘した。その上で、現状の戸籍法
の施行規則が男女にあてはまらない性自認である人の存在を前提とする
表示方法を定めていないことなどは、LGBT理解増進法の基本理念に反する
もので、ノンバイナリーと、それ以外のトランスジェンダーなどの間に
無視できない取り扱いの違いを生じさせているとした。そうした現状は
「平等原則を定める憲法14条1項の趣旨に抵触するもので是正すべき状態
にある」とし、「性自認に合致する形で訂正する道を開くことが相当で
ある」と判断した。

<引用終わり>


 「時は来た」「時代が変わった」――こうした情緒的なフレーズを

繰り返すだけで、精緻な論理や根拠を示さずに平和主義を深く傷つけ

る武器輸出解禁を決めたり憲法改正を進めようとする高市首相の政治

手法は、批判に値します。これでは議論が成り立ちません。

「どんな時が来たというのだろう?」「来てないのでは?」

「時代が変われば何を変えてもいいの?」疑問をしつこくしつこく、

けむにまかれないように、問いただし続けましょう。

声を上げ続けないと、「もう国民は納得した」「この件はもう終わった」

ことにされてしまいます。


国民や国会での思慮深い議論を重視する知的で民主的な政治を求めます。



「他者の人権・尊厳を侵す自由」はない

 

 人にはさまざまな基本的人権が保障されていますが、

「他者の人権・尊厳を侵す自由」はありません。

差別的な言論を「一つの意見」として取り扱うことは

差別の容認につながります。

 差別的言論やヘイトスピーチに対して「差別を止めろ」と

批判することは、弾圧や封殺などではではありません。

表現すれば、責任を負うし批判もあり得る、ということです。



#人権

#差別

#ヘイトスピーチ